タロットって、何をどう質問したらいいんですか?
桜井ワールド食堂&バルでのリーディングは、ご予約のお客様だけじゃなくて飛び込みのお客様に出逢えるのも楽しくて、言わばサプライズプレゼントみたいな面白さを夜な夜な味わっています。
この前の夜も、色んな方を視させてもらった。
自分でも決断のつかない、どうしようもない困りごとを相談されに来られる方もいれば、
タロットリーディング自体に興味を持ったり、『めっちゃ困りごとはないけど、ぴぃやんがやっとるんなら。』と立ち寄ってくれる方も。
そんな中、ちょこちょこご質問いただくのがこちら。
『えっと、何をどう質問したらいいんですか?』
思い返せば、マルセイユタロットに出逢うまでの私も、そうだったかも。
ハッとなった。
雑な言い方をするならば、どこかでこんな風に思っていたような、うすぼんやりした記憶↓
『タロット? トランプとどう違うん? ゲームみたいな気休めみたいなもんじゃないん?』
『悩みはあるけど、結局最後に決めるんは自分やし、カードに決めてもらうとかって私らしくないし。どうなん? 』
『タロットとか占いに依存って、なんかしたくないし、自分で決められへんくなるんちゃうん?』
これまでの人生で、割と自分で何でも決めてきたし、その都度の選択に後悔はない。
一つ一つ、必要なことを納得いくまで調べ、自分の気持ちや状況を整理し分析して、何が一番ベストかを判断してきた。
だから、自身の決断をカードに託してアドバイスもらうということ自体に、違和感があったり、純粋にイメージ出来なかったのかもしれません。
でも、ある時。
人生ってもしかして、自分で全部コントロールできるものではなくて、何か見えない大きな流れのようなものの上に、流れているものなのかもしれない。
認識してる自分がいて、物事を全て自分で選択してコントロールしているように思ってたけど、気づいてなかったり、見えてないものがあるのかもしれない。
(少なくとも0じゃない。)
今やれることだけ、とことんやり切ったら、後は流れに乗るしかないんやわ。
そんなことを思った時から、それに、マルセイユ・タロットの本質を学ぶにつれ、少しずつものごとの見え方や、タロットとの関わり方が変わりはじめたのでした。
現実世界で生きていると、自分の思い込みや心理状態、周りの影響(所属する文化やコミュニティの中での常識など)で、無意識に物事の見方に偏りが出てくる。
マルセイユ・タロットは、私たち自身が気づいていない物事の見方や考え方のバランスの歪みを、神目線(フラットな状態)に変えて客観的に見せてくれる。
そんな特徴をメソッドに持つタロット。
リーダーから一方的に結果や予測を伝える託宣的(占い的)なものではなく、クライアントさんとリーダーが一緒になって、クライアントさんの潜在意識に潜っていくような作業なので、
当たり外れの結果に『依存する』のではなく、気付きを得てどう『行動するか』を導いてくれるものー。
クライアントさんから質問を頂くと、よくそんな風にお伝えしています。
複数の選択肢の間で迷ったとき。
どうすべきか測りかねるとき。
現実のできごとに一喜一憂したときー。
目の前の物事をフラットな状態で眺め、解決策を能動的に見つけ出していくためのいわばガイド役として使うのが、マルセイユ・タロットのメソッドを活かす、使い方の一つかなと思います。
ということで、タロットに何を聞いたらいいかと言えばー
自分でも気づいていないもう1人の自分のような人に、いまの困りごとや迷ってることについてセカンドオピニオンをもらう。
みたいなイメージを持ってみると分かり易いかもしれません。
とは言え、自分自身が一体何に困っているのか自体もわからない状況も、沢山あると思います。
タロットへの質問を一緒に言葉にしてみるところからセッションさせていただくことも多いので、そんな時にはモヤモヤのままお気軽に*
【よくあるご質問について】
①メニュー(時間)はどっちがいいですか?
②こんなに長く話しててもいいですか?
③男性でも大丈夫ですか?
・・・
①時間(メニュー)について
注:下記文中のハーフリーディング(25分)は、月一桜井ワールド食堂&バルでのイベントリーディング時のみとなります。ご了承ください。
初めての場合は料金面もありますし、ハーフリーディングで一度試されてみられるのをお勧めしています。
ですが、ハーフリーディングは、たぶん皆さんの予想以上に、短いと感じられると思います。
と言うのも、タロット・リーディングには色んなイメージがあって、リーダー(または占い師)が占い的に結果を告げる(または当てる)という形をイメージされている方も、いらっしゃるかと思います。
かく言う私自身も、リーディングを始めるまではそんなイメージでした。
お会いして、お題をお伝えして、答えを教えてもらって終わり。
でも、特にYasmine.Handworksで扱っているマルセイユタロットは、タロットの展開と絵柄を元に、リーダーがクライアントさんと一緒にストーリーを展開し紡いでいく作業 (セッション) 。
そのため、時にはタロットを展開する前のご質問をお伺いさせていただく段階もとても大切で、その段階からセッションは始まっているとも言えます。
もちろん、クライアントさんのご希望やご状況、質問内容によっては、詳しくお聞きせず展開することもありますが、ほとんどの場合は、丁寧に現実事象をシェアさせていただく場合が多い気がします。
(※これは、リーダーさんのスタイルによっても大きく変わると思いますので、あくまでも一つの例として見られてください。
特に、私の場合は別の仕事の性質も手伝って、タロットの現場でも、話をお聴きする時間が自然と長くはなっている気がします。)
宮岡先生の授業で教えてもらった、忘れられない大事な教えの一つに、こんな言葉があります。
『タロットを展開する前に、問題が解決することもあるんです。』
実際、50分のフルリーディングでも、35分お話をした後に、『あ、私こうしたいんやわ。なんかもうわかった気がする。』
ご本人が自身で解決されるケースもありました。(もちろん、その後展開はしてみて、更に深く見る作業はしました。)
初めての方や、気軽に受けてみられたい方は、ハーフリーディングを。
沢山お話をされたい方や、もし時間が余った時に複数の質問をされたい方には、フルリーディングを選ばれるといいかもしれません。
②こんなに長く話しててもいいですか?
ということで、②のご質問に関しても、
ぜひ、たくさんお話しされてください。
そうお伝えさせていただいています。
もちろん、せっかくの時間なのでタロットの展開時間は残したいので限界はあるのですが、
お話の中に、タロットを読み解くキーワードやインスピレーション、タロットの展開にシンクロする物語が浮かび上がっていることも多く、大切な時間でもあるのです。
タロットカードの展開だけではなく、前後全ての時間がセッション。
そんな風に、気持ちの面では気にせずお話しくださったら嬉しいです。
③男性でもいいですか?
もちろんです。
これは私が逆に偏見を持っていたことに気づかされ、反省したことの一つなのですが(タロット=女性が来るもの)、男性の皆さんも日常的にお越しいただいています。
また年齢も、高校生からご高齢の方まで、様々です。
タロットなんてすることになるとは思っていなかった私がリーディングをしていますし。
社会の中に沢山あるいろんな偏見が少しずつなくなって、個人個人が自分の目でニュートラルに物事を判断し、一人ひとりが好きなことを自由に選択できる世の中に、以前よりは少しなってきたのか。
そして、この先、もっとなっていったらいいな。
そう思います。
0コメント