【星雑記・心理】Jungと心理占星学 〜Psychological Astrology
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この2ヶ月くらい、ずっと星ばっかり読んでいたものだから、
そろそろ目と脳みそが星型になりそう。
軽い気持ちで手をつけ始めたらやっぱりどっぷりハマり、
台所のテーブルは大変な量の積読本だらけになった。
暗記の段階をすぎて、
象徴を具体におろしていく作業や、
数秘と空間的な感覚を合わせて読んでいく段階になると、
マルセイユタロットのリーディングで使うのと同じ部分の脳みそを使っている感じになって、とても楽しい。
マクロとミクロで読んだりイメージからおろしていく感じ、薄ぼんやりしたところから、ある時ハッとストーリーが流れ出る驚き。
馴染みのあるこの感覚を、いま少しずつ、
身体と脳みそに沁み込ませているところ。
しばらく続く、たぶん年末くらいまで。
許されるならシェルターに缶詰めになって没頭したい。
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水色の『占星学』(psychological astrologie)は、
心理と占星術双方の専門家でもある著書が、
占星術を主にユングの心理学の視点から読み解いたもの。
(ユングは古典占星術にも通じていて彼の娘は占星家でもありました。)
根底に流れるのは、
ホロスコープは未来予測や吉凶判断のツールではなく、
人間の普遍的心理や行動パターンを分析して、
一人ひとりの潜在的(発展的)能力を読み解き、
能動的に人生を生きるサポートをするものであるという考え方。
マルセイユタロットのベースにも通じる概念。
リズ・グリーン著
(そもそも心理学も、例えばその領域で扱う『生得的気質』について科学的なエビデンスがあるわけでなく、
性格(パーソナリティ)も、生まれながらに持った生得的気質と後天的な環境的因子の相互作用で決まっていく説や、いくつかのパーソナリティ(タロットの大アルカナでも表される元型にも通じる)の組み合わせなどで表現される説など、時代によってその変遷は様々。
そう思うと、象徴学をベースにした占星術が扱う領域が、
心理学の領域でもその特定の因果関係の解明されていない『生得的気質』の背景を補う部分にも思える。
ちなみに、占星術は統計学と勘違いされることもあるけれど、古代の、数と幾何図形の原理をベースにした心理学的知識を集計した、象徴学という表現が近い。)
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今週土曜は月一桜井バルでのタロットリーディング
ご予約優先になります。
詳細は下記からご覧ください。
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