【CONCEPT・星雑記】チャートは生きている
ホロスコープの現場では、
毎回どこに着地するのか終わってみないと分からない。
ネイタル・チャート(出生図)は一生変わらないけれど、
私たち1人ひとりは生物(ナマモノ)なので
常に変化し続けていて、
チャートもその時々の時期の流れによって、
わざわざこんな風に申し出てくれる時がある。
『いま、ここの成長頑張ってるから、
ここんとこ読んであげて欲しいんだけれど。』
『オッケー』
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大きな変容の渦中にいる人ほど、
ホロスコープの盤面からお伝えするべき情報や、
セラピーの方向性もぐんぐん変化する。
過剰なのか過小なのか、
執着なのか手放さなくていい本質的なこだわりなのか、
振る舞いの癖なのか目指している方向性なのか。
成長初期なのかやり切った状態なのか。
その時に必要な微調整について、言語化していく。
占星術の学びを始める以前は、
ホロスコープは固定された変わらないもの、
性格診断のようなものだと思い込んでいたけれど、
全くもって、そうではない。
ある程度知識を得れば、ゴールは読める。
でも、『あなたはこういう人です』
それは全ての設計を達成したとき、
成長を全て終えたときにこそ言える。
そのゴールへ行くまでのプロセスにこそ、
迷ったり、誰かの『あっちがいいよ』『それはダメなんじゃないかな』
声に揺さぶられ、自分の人生を忘れかけてしまうときがあるから、
一度のセッションで『あなたはこういう人です』
というわけにはいかない面白さ。
私たちの成長と共にぐんぐん色合いを変え、
変化し続けていくチャートと共に伴走していくことが、
占星術のご醍醐味です。
・・
と、いうようなことを、改めて思った。
(学びの先生に深く感謝。)
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たった一枚の、全てが唯一のものであるその羅針盤の上には、
ひと1人の一生分の成長プロセスが乗っかっている。
それをわたしたちは、一生をかけて追い求め、
自分が描いたけれど忘れていた人生の設計図、
『こう生きたい』
と願っていたはずの欲求、自分の有り様を思い出し、
追い求め、取り戻し、獲得していく。
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