できるならその辺にあるもの採って暮らしたい
大好きな漫画家の1人に、五十嵐大介さんがいる。
その中でも食いしん坊にたまらない作品は『リトルフォレスト』。映画化もされてる。
『リトルフォレスト・夏秋編』
主人公のいち子ちゃんは、一人で小森の山に暮らしながら、米や野菜を育て、家の周りの森でいろんな物を採ってきて、ごはんを作って生活をしている。
自家製甘酒のサワードリンク
醤油とみりんとスパイスで作るウスターソース
熊に注意しながら採った栗で作る渋皮煮
山で採ったくるみごはんのおむすび
食べ終わった後のあけびの皮のサブジ・・・
各シーン毎に1つずつ食べ物が出てくる。
今の生活で、市子ちゃんみたいな暮らしはできないけど。
思えば田舎育ちだった子供の頃、
春は目の前の山へ分け入って、つくしとわらび。
つくしのガクをとるのに、爪の中は真っ黒。
道端のピンク色の大根の花(と呼んでいた)を食べたり、庭先のつつじの蜜を妹と吸い尽くした。
秋はあけびやからすうりを探して山を散策。
登校途中、友達の家のグミをジャンプして採って食べ歩いたり、とにかく道端や山で食べれる物を探すことが楽しくて仕方なかった。
日が暮れるまで、山の麓の秘密基地 (背の高い草の間に小さい空き地を作って、好きなものを持ち込んで、隣の家の子と作った)で遊んだりしていた頃から、大人になっても食いしん坊は変わらない。
食べものを、買うんじゃなくて作るんでもなくて、
その辺にあるものを採取する生活に、憧れるのは、
昔からかな。
観終わった後、ベランダにパセリを二種類植えて、
翌日から来るゲストのために、いつもの2倍の大きさで地粉とライ麦のくるみパンを焼いた。
早起きすると、いろんなことができる。
少し前、田舎の古民家で暮らすMちゃんちの近くの土手で摘んだノビルで、
鶏肉とノビルのバーベキュー風甘酸っぱい炒めもの。
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